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 刃物市場 > コンテンツ > 刃物の匠> CANARY 古澤 京子
時代が変わったって、本物は変わらない。だから毎日が真剣勝負。

入社のキッカケは、当時通っていた学校の求人広告。いくつかある募集の中で一番面白そうだと思ってこの世界に飛び込んだ。実際に勤めてみてもやっぱり楽しいと感じたそうだ。

最初の仕事は緊急ツールRE-20の組み立てで、その後ギザッコの担当となり現在に至る。入社当初は、簡単な仕事が多かったから機械がライバルだった。つまり1時間あたりどれだけの数をこなせるかが勝負。当時は毎日、心の中で機械に勝負を挑んでいたそうだ。「機械には負けたくない。」古澤さんらしいそんな想いが短期間での技術向上に繋がったと言えるだろう。

ギザッコのカシメ

現在の主な作業はギザッコの組立てである。ギザッコと一言でいっても完成するまでには様々な工程があるのだが、今ではどの工程でも完璧にこなすことができるまでに成長してしまった。最初は、決められた手順通りにやっていれば誰でもできるカシメや溶着から入り、徐々に経験が必要な仕組みへとステップアップしていった。仕組みとはギザギザになっているギザッコの刃がスムーズに動作するように刃の向きを微調整する作業だ。機械で作っただけではどうしても荷重や切れ味にバラツキが出てしまうので、それを人の手で最終調整する重要な工程だ。

最終調整が終わったギザッコ

古澤さんは、初めて仕組み工程をやったときは1日かかって1本も調整することができなかったのだと苦い思い出を振り返る。「ヤバイと思いましたよ。1日何やってたんだろうって。1日かけて一本も仕上げられなかった自分に腹が立ちましたね。」いくら説明されても他人の感覚を自分のモノにする事はたやすいことではないのである。そんな悔しさをバネにコツコツと努力を重ねてきたから今があるのだ。今では製造工程の全てを知り尽くすギザッコの匠にまで登りつめた。そんな古澤さんにはこだわりがある。それは色だ。自分の気に入らない色だと「もっとキレイな色にして。」と注文することも。

"長谷川刃物のハサミは良く切れる。"これに恥じないようにこれからも技術向上を目指したいし、これからも良いものを皆様に提供できるように努力したいのだそうだ。素晴らしい姿勢だ。「自分が作ったハサミが店頭に並んでいると嬉しいですね。どんな人に使ってもらえるのかと考えるとワクワクします。」そんな古澤さんのお気に入りのハサミは、やっぱりギザッコだそうだが、それ以外にも分別ハサミがお気に入りだとか。リサイクル関連のハサミは自宅でも良く使っているそうだ。

これからも頑張って欲しい。


社長のコメント

彼女はまだ若く8年のキャリアですが、入社当時から当社ハサミの新鮮さに感動して興味を持ってくれていたので期待をしていました。2004年には、県主催のオリベ想像塾で勉強し、作る楽しみ・新しい創造をプラスし、考え方・新製品開発のアドバザー的な頼もしい存在になってきました。特に"プチはさみ"は企画からカラーリングまでのアドバイスをするなど、ギザッコのみならず、ハサミのプロとして成長していることがとても嬉しく思います。今後のさらなる成長に期待しています。



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